端的に言うと、「安心安全快適に、長期的に住めるお家」であることを国から認定してもらう制度です！

長期優良住宅は、省エネルギー性能や耐震性、居住環境の快適性など、高い基準を満たした住宅のことを指します。以下に、長期優良住宅の特徴やメリット、デメリット、認定基準について説明します。

メリット

【１】　省エネルギー性能が高く、エネルギーコストの削減が期待できる。

【２】　耐震性が高く、地震などの災害時の安全性が向上する。

【３】　快適な室内環境を提供し、快適な居住空間を実現する。

【４】　長期優良住宅認定を受けることで、一部の優遇措置や助成金の受け取りが可能になる場合がある。

デメリット

【１】　高性能な建材や設備を使用するため、初期費用が通常の住宅よりも高くなる場合がある。

【２】　設計や施工における基準が厳しく、建築プロセスが煩雑になる場合がある。

【３】　長期優良住宅の認定を受けるための条件や基準に合致しなければならない。

また、長期優良住宅のメリットを享受できるのは一部の条件を満たす住宅購入者に限られる場合もあります。そのため、一般の住宅購入者には直接的なメリットが少ないと感じる人もいるかもしれません。しかし、エネルギーや地震対策に関心のある方や将来の住宅の価値を考慮する方にとっては、長期優良住宅は魅力的な選択肢となることがあります。

長期優良住宅「認定基準」について ※一戸建ての場合

「長期優良住宅」の認定を受けるためには、これらの認定基準を満たすことが必要です。

国土交通省：長期優良住宅についてhttps://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000006.html

❶　劣化対策

耐久性を高めるために劣化対策が重要です。適切な建材の選定や防腐・防カビ処理、定期的な点検・補修などを行い、建物の寿命を延ばします。世代をわたり、住宅の構造躯体が使用できることが必要です。

❷　耐震性

地震などの自然災害に対して優れた耐震性を持っています。適切な構造設計や補強工事、耐力壁の設置などにより、住宅の安全性を確保し、被害を最小限に抑えます。

❸　省エネルギー性

優れた断熱性能や省エネ設備を備えています。適切な断熱材の使用、高効率な給湯・冷暖房システムの導入などにより、エネルギー消費を削減し、住宅ランニングコストを低く抑えます。

❹　維持管理・更新の容易性

長期的な視点で設計・施工されており、維持管理や改修が容易であることが必要です。耐久性の高い建材や設備の使用、アクセスしやすい配線ルートの設計などが行われており、住宅の長寿命化を促進します。

❺　居住環境

快適な居住環境を提供します。適切な換気設備や断熱性能により、室内の空気質や温度・湿度を調整し、健康で快適な住環境を実現します。

❻　住戸面積

住戸の広さや間取りにも配慮されています。十分な収納スペースや居住者のニーズに合った使いやすい間取りが提供され、快適な生活空間を提供します。

❼　維持保全計画

住宅の長寿命化を目指し、維持保全計画が策定されます。定期的な点検やメンテナンススケジュールの作成、必要な修繕や改修の計画立案が行われます。これにより、住宅の状態を適切に管理し、将来的なトラブルや劣化を予防します。

❽　災害配慮

災害時にも安全性を確保するための配慮があります。適切な耐震設計や防災対策の導入で、地震や台風などの自然災害に対して配慮されている必要があります。

まとめ

当社では標準的に、「長期優良住宅」として申請・認定していただいております。

ただし、「長期優良住宅」として申請する方が、お得なのかどうかもシミュレーションして、ご予算や税制優遇なども踏まえご提案いたします。ぜひお気軽にご相談いただければと思います。

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